完璧な一日、とはほど遠い人生の切間を、
排他的なシステムと、止まることを許されずに進んでゆく世界から弾き出された人々を、一握りの優しさと一杯のコーヒーで寄り添うケリーライヒャルトの眼差し。ルーシーの…
観た回数:1回
直近の鑑賞:レンタルDVD(20.06.10)
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"俺はここで努力してるのに
あいつらはそれを許さない"
【STORY】
"アラスカへの旅" の途中の女性ウェンディと…
ロードムービーだけど一つの町に留まっているのが印象的。この映画の風景描写や環境音は実際にその町に居て、匂いや空気を感じている感覚になる。映像の質感も鬱屈とした色合いでウェンディの孤独や不安を煽る手助…
>>続きを読むあまりに心に刺さりすぎてなぜ僕はこの映画を今まで観なかったのか悲しくなった。このような個人を通して世界や社会のありようが透けて見える映画が大好き。ケリー・ライヒャルトの初期作はなぜ日本でソフト化して…
>>続きを読む寂しげなハミングから始まり、ハミングで終わる。
さざ波のように小さな出来事が起こるが、主人公にとっては大きなアクシデント。ミシェル・ウィリアムズの表情から目が離せず、彼女の旅を見届けた。
ウェンデ…
映画なんてこの程度でいいし、この程度の映画を切実に撮っていることに本当に感動した。日本の自主映画は正直全然好きじゃないけど、インディペンデントに価値があるとしたらこんな映画が生まれることにあると思う…
>>続きを読む© 2008 Field Guide Films LLC