弾丸映画ツアー2本目。
シネマベーラにて。
本作はわかりやすいタイプの黒沢映画。十分娯楽性も高く、万人向けか。
機械に自殺させる。というラストはグッとくる。自分自身は何か他の意識が自分と認識する上で…
シネマヴェーラにて鑑賞。
「cure」のポスターを想起させるタイトル出しは隣にいたゴズリングと思わずニヤッ。一貫して、赤松ひこぞう氏のタイプフェイスはもう名人芸。邦画の8割以上、赤松氏がデザインして…
とにかく楽しい、ジャンルレスな自己言及映画。パッケージで誤解すると痛い目に逢いそう。
どちらが本物か、といった古典的脚本は無く、第三の道を取っている。役所広司の「ここからは俺がやりたいようにやる」と…
ドッペルも人工身体も、自分のようで自分でない存在であり、他者を食いものにして(=自他の境界が曖昧になっている)独善的な科学者には因果応報がふりかかる、とかっちりした構造と思いきや、終盤、因果や感情や…
>>続きを読む黒沢清の映画の登場人物は「答え」を見つけることができずに終わる。「答え」を探すために色々と頑張るものの、唯一わかるのは現実は不条理であるということだ。
なぜなら明確な「答え」などないからである。この…
失礼な物言いかもしれないが、他愛ないちょっとした思い付きでフワッと進路を、着地点を変えてしまう。それが黒沢監督の才能の底知れなさだと思う。面白い画が観たいという無邪気さと、そのプリミティブな欲求を緻…
>>続きを読むドッペルゲンガーの話。世にも奇妙な物語みたいな作風だと思っていたのだが、ユーモアがところ狭しと詰め込まれていて意外と笑える映画だった。ドッペルゲンガーに付きまとわれる早崎本人にしてみれば、笑えない話…
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