ヤングアメリカなマンダレイ。アメリカの闇というか人間の持つ善意、偽善、傲慢さを浮立たせててホラー級にゾッとする。
ここまで意地悪に出来るのってそう出来ない。そしてEDの写真一発目からKKKだし、どこ…
先日の『ドッグヴィル』に続いて久々。微妙にコケていた風な今作なものの、良く出来てるって印象は公開当時と変わらず。理想主義者の鼻っ柱を丁寧に丁寧に一つずつへし折って行くラース・フォン・トリアーの性格の…
>>続きを読むほんっっっっっとに
嫌な映画撮りますね…
それでいて瞼の裏にごりっごりに残るくらいのメッセージ性
こんな切り口で黒人差別と多数決の愚かすぎる村社会を切り取るのですね。
ラースフォントリアーみたいな…
セットをほとんど使わず地面に描いた線や文字で建物を描写する方法や、章立てになっているストーリーなど、完全に『ドッグヴィル』の手法を継承しています。
ただ、『ドッグヴィル』と比べるとセットの効果はやや…
「ドッグウィル」の続編てことで、前作同様シンプルなセットの中で舞台演劇風に物語が進んでいく。
黒人奴隷制度が続く閉ざされた村・マンダレイの地にたまたまた立ち寄った正義感溢れる主人公が、ギャングであ…
このレビューはネタバレを含みます
白人のための奴隷解放、アメリカのための民主主義
黒人は自分たちの国で暮らしてる間は自分たちが黒人だとは思いもしなかっただろうし、黒人という概念すらなかったはずだ。
白人を初めて目にして彼らの世界に…
大傑作『ドッグヴィル』の続編。さすが、ラース・フォン・トリアー。多くの人が感じているように、グレースは、ミスキャストかもしれない。しかし、にも関わらず、やはり、観るべき映画、むしろ、今こそ観るべき映…
>>続きを読む鬱病患者は普通の人間よりも、より現実的な推論が出来るという仮説を抑うつリアリズム理論というらしいが、本作の脚本が正にコレ。
1933年という設定だが、作中にも出てくる通り、ほぼ100年後である現在も…