ほんっっっっっとに
嫌な映画撮りますね…
それでいて瞼の裏にごりっごりに残るくらいのメッセージ性
こんな切り口で黒人差別と多数決の愚かすぎる村社会を切り取るのですね。
ラースフォントリアーみたいな…
セットをほとんど使わず地面に描いた線や文字で建物を描写する方法や、章立てになっているストーリーなど、完全に『ドッグヴィル』の手法を継承しています。
ただ、『ドッグヴィル』と比べるとセットの効果はやや…
「ドッグウィル」の続編てことで、前作同様シンプルなセットの中で舞台演劇風に物語が進んでいく。
黒人奴隷制度が続く閉ざされた村・マンダレイの地にたまたまた立ち寄った正義感溢れる主人公が、ギャングであ…
このレビューはネタバレを含みます
白人のための奴隷解放、アメリカのための民主主義
黒人は自分たちの国で暮らしてる間は自分たちが黒人だとは思いもしなかっただろうし、黒人という概念すらなかったはずだ。
白人を初めて目にして彼らの世界に…
大傑作『ドッグヴィル』の続編。さすが、ラース・フォン・トリアー。多くの人が感じているように、グレースは、ミスキャストかもしれない。しかし、にも関わらず、やはり、観るべき映画、むしろ、今こそ観るべき映…
>>続きを読む鬱病患者は普通の人間よりも、より現実的な推論が出来るという仮説を抑うつリアリズム理論というらしいが、本作の脚本が正にコレ。
1933年という設定だが、作中にも出てくる通り、ほぼ100年後である現在も…
このレビューはネタバレを含みます
非ながら観。
ドッグヴィルに勝るとも劣らない見応えのある作品。グレース役がニコールキッドマンから変わったと知って最初は不安だったけど、演技も達者で、グレースのイメージを壊さないとても顔立ち美しい…
『ドッグヴィル』に引き続いて、こちらも本性主義的、露悪趣味的な主張にぎりぎり陥らないところにまで迫った表現で強い問いが投げかけられるが、前作は主人公が支配される側、奴隷にされる側になってゆく過程を描…
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