1930年代、奴隷制が廃止されて半世紀が過ぎてなお続く南部の黒人差別を描いた映画
題材からしてグリフィスの國民の創生を逆手にとった映画だが、トリアーらしいやらしさが全面に出ていた
舞台のようなセット…
ギャングの父とドックヴィルを出たグレースは南部にある農園“マンダレイ”に辿り着く。そこでは未だ黒人が白人により奴隷とされていた。グレースはギャングの力を使い奴隷を解放し父親の制止を聞かず黒人たちに民…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
うんざりするほど理想主義だな〜
グレースにバック(権力)がなくなった途端、奴隷たちが威張ってくるの、まさに権力の本質のそのものなんだよなあ
法律上の自由だけでは差別が終わらない現実、暴力と搾取の構造…
トリアーの「アメリカ三部作」2作目。
差別されている黒人自体が奴隷であるという立場に安住している居心地の悪さ、主人公の上から目線の偽善的な行動の裏側で確かに存在する差別意識等が、強烈に描かれていて良…