大地の子守歌に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『大地の子守歌』に投稿された感想・評価

行動社・木村プロ製作の増村保造監督作品。素九鬼子の原作を白坂依志夫が脚色した、瀬戸内海の小島に娼婦として売られた少女の苦界地獄と救済願望を描いた名作。田中絹代の遺作でもある。原田美枝子の名演技と増…

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Coral
4.5
原田美枝子さん物凄い演技だった。脇役の女たちがジブリ映画に出てくる女たちのようだった。
Terrra
4.3
天涯孤独の身になり生まれ育った山から降りたおりんは13歳。今なら中学生。子どもにも女にも属さず、ただひとつの個として生き、そして死ねると信じて疑わなかった全能感と孤独と怒りを思い出す。

増村保造監督『大地の子守歌』(1976)

国立映画アーカイブ
長瀬記念ホール OZUにて鑑賞。
(第46回ぴあフィルムフェスティバル 2024)

私や世界を決めつけるあらゆることに抗って、咆哮す…

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ぜろ
4.5

山育ちで孤独な13歳の少女が売春島に売られる話。
もののけ姫と千と千尋の神隠しを足して割ったような設定の映画。
原田の16歳とは思えない演技が凄すぎる…
「他人は信用するな!他人は全員鬼と思え!」っ…

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4.5

大地の子守歌、観ました。素九鬼子さんの感性は私に合います。幼い少女にとっては厳しい現実の中でなんとか自分を見失わずに生きるおりん。その強さはおりんが寝そべる大地から与えられたもののはず。けっんかっ早…

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shuki
4.3
日本人も韓国人みたいに暴力振りまくってた時代があったのか、この映画がリアリズムでやっていないのか分からないけれど、現代の日本映画ではあり得ない暴力性。
盲目のお遍路となって四国を巡礼する。常に海へ出ることを求めるが、結局は大地に縛り付けられる。
4.6
大地にへばりつくように駆けずり回る原田美枝子が船に倒れた時、初めて映る青空のショットよ。落涙。

このレビューはネタバレを含みます

親を知らず、山のばばに拾われ育てられ、ばばの死後、13歳で女郎屋に売られ、16歳で盲目になってしまい、お遍路に出た「りん」の生涯が辛すぎる。

撮影当時16〜17歳の原田美枝子が凄い❗
生まれ持った…

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