このレビューはネタバレを含みます
戦争中とはいえ、市民には結婚や恋愛といった現代と変わらぬ日常があった。
そんな長崎に生きる人々の日常が一瞬で奪われる原爆投下を「明日」に控えることなど知る由もない8月8日の長崎の日常を描いた映画です…
このレビューはネタバレを含みます
けして作品の評価と直結する訳でなく、しかし忘れないように書いておくが、結婚式のシーンで身内の子供の顔が障子に隠れて見えないのに対して、外で遊んでいる子供の顔が磨りガラスに反射して見える、とか、カップ…
>>続きを読む長崎に原爆が落とされる前24時間の出来事を時系列に描いた群像劇。
後に作られる黒木監督の戦争物と違い、中産階級以上の、ではなく、ごく普通の庶民の日常を細やかに綴っています。ロケ地は長崎、佐世保、鎌…
黒木和雄監督の傑作のうちの一本。
原爆投下直前の24時間を描いた作品で、「TOMORROW/明日には、この長崎の人々に原爆が落ちてくる」という事実を知らない庶民の姿を描いている。
この映画の大半…
2015/8/24
1945年8月8日、長崎。結婚式を挙げる若い男女、出産間近の女性、赤紙が届く青年、道端で遊ぶ子どもたち。そこにあるのは当たり前の日常で、昨日から今日に受け継がれ、今日から明日へと…
やっぱり、そこに向かっていたんだよなあ、と天を仰いだ。
原爆が落ちる前日の、長崎に生きる人々の風景。
誰かを、何かを待つ姿が何度も映される。人は今とは違う未来をいつも待っているのかもしれない。そ…