愛の世紀に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『愛の世紀』に投稿された感想・評価

CQ
4.5
圧倒的に美しいモノクロパート。手品のところのカッティングなんかは気持ち良すぎるし、パリの街もとても素晴らしい。
ざらついたデジタル画面の元レジスタンスの老婦人の横顔が力強い。

愛について――

ゴダールが21世紀になってはじめて発表した長編劇映画。
物語における現在をモノクロフィルムで捉え、2年前の回想をカラーのデジタルヴィデオで表現した意欲作。

デジタルヴィ…

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ジャン=リュック・ゴダールの描く、人生の出会いと別れを、現在と2年前の回想の2部構成。現在のパリ。映画作家エドガーは、愛の4つの瞬間を、若者、壮年、老人の三世代で描こうとしている。主演女優の交渉を進…

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21世紀の始まりにゴダールが投げかけた「愛」とは、単なる恋愛の情念ではなく、歴史と記憶をどう継承するかという問いだった。
フィルムのモノクロとデジタルの鮮烈なカラーを二部構成で対比させ、第一部では芸…

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carzoo
4.5
Ketil Bjornstadの音楽が良い。
知的さと過激さと静寂に包まれた豊かさ。

地頭の悪さもあってか例によって例の如く内容の理解が困難なゴダール作品だが、これまたいつもの如くゴダールを浴びるという感覚が心地良い映画となっていたし、映画を楽しむ行為とはそれで良いのかもしれないと思…

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Haru
5.0
ゴダール最高。美しい
Godard! So aesthetic
再見。『フォーエヴァー・モーツァルト』『ゴダールのリア王』と並んでゴダール作品の中で最も好きな一本。モノクロームの静謐な男女の凝固。これぞ愛の活劇。21世紀にこの映画があることが希望だ。
川
5.0

『ヌーヴェルヴァーグ』『新ドイツ零年』が自分の信じていたものの敗北を苦々しく懐古しながらその終わりを描くような作品だとしたら、それ以降の作品には段々と次の世代に視点が移っていくような感覚があって、こ…

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4.1

『愛の世紀』(2001)

- ほとんどカメラは動かされず、固定して撮影されているが、40分ぐらいの夜のシーンで、左から右へのパン撮影が行われていた。
- (1:13:00~)スピルバーグ株式会社の…

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