お話はわかりそうで、やっぱりわからない。ゴダール作品は毎回そんな感じだが、本作はさらに抽象度が高く、ひたすら煙に巻かれ続ける。美しいモノクロームフィルムのパリは、ヌーヴェルヴァーグ期を彷彿とさせる。…
>>続きを読むゴダールマラソン。2001年作、21世紀のゴダール。ここにきて、80%くらいをモノクロ映像が占めるゴダール流の愛をテーマにした作品。
とにかく映像の美しさが尋常じゃないくらい際立ってて、ひとつづきの…
『愛の集会』からの(まったく関係ありませんが)似た邦題のゴダール作品。
モノクロの前半とカラーの後半の二部構成。
1部では、エドガーという男が愛の4つの局面(出会い/肉体的な愛/別れ/再会)を、青年…
話が全然分からない……。DVDに付属している蓮實重彦のテキストを読むと「ゴダールは主人公にとって運命的な女性の顔をはっきりと写していない」とあるが、個人的には女性だけでなく全部の登場人物の顔が覚えら…
>>続きを読む「空と大地は過ぎゆく。だが、私の言葉は消えない。」
鮮烈な色彩を帯びた第二部が審美的な映像の連続で印象深い。真っ赤に染まる海の空のシーンやラストシーンも良かったが、特にラスト10分の車のヘッドライ…
自分にとっての初ゴダール劇場体験だったのがこの映画。哲学的台詞のシャワーを浴びる美の映像詩が、ただただ感性を擽りました!
第一部がモノクロ、第二部がカラーという構成だが、カラーでの映像が心に染み込…
ゴダールの「愛」に対する考え方はよくわからない。劇中ではかなりロマンチックなことを言うのに、実際それを主題にした映画を取らせると恥ずかしくなるのか、女性を正視しない。ただ本作にて再確認したことはゴ…