2008年。 監督・脚本はオリヴィエ・アサヤス。
美術品を多数所有する母親が亡くなり、3人がその処理をするお話。
画家だった叔父から絵画などを引き継いだ母親が、生前に3人の子供に自分の死後の事を…
オリヴィエ・アサイヤス特集
長期休暇に家族が母のもとに集まるというのは仏映画の家族ドラマの定番なのか。ドヌーヴとマチューの『クリスマス・ストーリー』(デプレシャン)も思い出すし、ビノシュがアメリカ…
膨大な金と人間の思惑が関わり永遠の美として崇められ守られる美術品と、それらを遺される人々のことを慮りながら逝く人、そして現実の世界を日々生きていかねばならない遺された人々。広大な美しい庭と古い家。郷…
>>続きを読む生涯共にしてきたパートナーとの思い出の家や装飾品の数々。
またそれらに対する子どもたちが抱く想いとの差。
さらに孫たちにとっては…。そして三代に渡って仕えてきた給仕にとっての想いもまた感慨深いものが…
いわゆる“終活”の話。良くも悪くもフランス映画という印象を受ける。登場人物も人間臭さがなく淡白すぎな感じもする。邦画だとしたら、クサすぎるぐらいの人間臭さが心をガッと掴み、涙を誘うんだけどな。扱う題…
>>続きを読む映画に出てくる美術品はすべて偽物に見える、監督の言葉。それが全てだった。
オルセー美術館20周年に記念してオルセーの作品(コローとかルドンとか)を太陽照らす田舎の家に持ってきて撮影する。映画と美術…