フランス語がわからない者からすると、忙しなく聞こえるその発音もあって、相続手続きに追われ過ぎ去って行く時間が、短い尺の中に圧縮されてるように感じられた。
この家の栄枯盛衰の最後のごく一部しか見れてい…
夏も夏の庭も好きだし、タイトルだけ見てずっと見たかった作品なんですけど、実際見たら身につまされてイライラしてしまって、何回か一時停止して深呼吸しながら見ました。
ドラマ自体は静かなもので、とても良か…
美しい調度品だらけの郊外の家に住んでいた母親との、夏の庭での食事。母が亡くなって、家や美術品をどう相続するか、兄弟間で意見が割れたりする。随分とあっさりとしたものだけど。こんなの日本でやったら酷くぎ…
>>続きを読む 自然に囲まれた家で使用人と住んでいた母親が他界してしまいました。3人の子供は母親の大叔父の美術コレクションを売ることにするという話です。
ストーリー自体は山も谷もなく、淡々と進んでいきます。勝…
【第34回セザール賞 助演女優賞ノミネート】
仏アカデミー賞であるセザール賞で祖母を演じたエディット・スコブが助演女優賞にノミネート、全米・LA・NYの批評家協会賞外国語映画賞を受賞している。
エ…
外国映画としてはかなり珍しい分野になるのではないか。
母が遺した一軒家や高額の美術品の数々。
どこの家族にもあることだが、遺産の額が多いほど、けんかになる。
これがサスペンス劇場なんかでは槍玉にあ…
描かれているのは、美しい緑の中で営まれる一見穏やかな日々の出来事。
でも、それが家族それぞれの人生の節目にあたるがために、そのままそれは、生きることに伴うささやかな痛みそのものを描くことになってし…