このレビューはネタバレを含みます
市川雷蔵主演、眠狂四郎シリーズ2作目。
キャラが確立されておらずとっ散らかった印象の1作目とは比べようも無い位レベルアップ。
さすが三隅研次監督、勝新や若山富三郎とのコンビは最高だが、市川雷蔵とのコ…
1作目「眠狂四郎殺法帖」に余りハマれなかったのだが、監督が三隅研次と言う事で2作目の本作を鑑賞。
開始早々、渋くて滅茶苦茶カッコイイ題字に始まる。そして通り掛かりの人の良い老侍と、茶店の女中、そこに…
大、大、大好きな三隅研次監督、遂に眠狂四郎シリーズを観始めました。
印象として、80分ということで急いでる感じがあった。すぐ終わっちゃう画があった。
あと、話に特化した画というか、どうだ、という…
シリーズ中、最高作の1本。狂四郎は、善玉の頑固役人(加藤嘉)を助けたことから狙われる羽目に。御前試合などで罠を仕掛けられる。占い師の藤村志保はワルに使われていたが、狂四郎の魅力に負け、善玉に転じる。…
>>続きを読む20年ぶりに鑑賞
空間を感じさせる人物の出し入れ セットの配置
会話する2人のポーズも正対することはほとんどなく工夫に満ちている
流石の演出手腕
ストーリーは若干回りくどく芯が定まっていない印象…
眼福…兎にも角にも、雷蔵様の美しさといったらない。
御面相にうっとり、円月殺法の立ち姿も美しく、美し過ぎて、狂四郎自身が研ぎ澄まされた刃物のようでありながら、ふと零すニヒルだけどアンニュイな「人ら…
シリーズの方向性も確立された第二作です。
第一作目の健康的な眠狂四郎から、虚無感を纏ったアンチヒーローへと変化しています。
市川雷蔵さんと名コンビの三隅研次監督。
『大菩薩峠』や剣三部作でも組み、二…
加藤嘉との肩越しの切り返しショットの連鎖によってニヒルな面持ちの市川雷蔵への大胆かつ繊細なミニマリズムに徹したクロースアップはその顔面に照らし返す光に喜怒哀楽の様々な意匠を纏わせ、美しい立ち姿からの…
>>続きを読む健気な子供を助けた眠狂四郎。そこでご老人と知り合うが…
今回は老人の存在が大きい。守るべき者の為に闘う狂四郎の人間性が観る人に伝わってくる。
屋敷のセットや小道具も良い仕事している。風雅なロケも…