このレビューはネタバレを含みます
抒情詩的、というのかな?
長回しと、ゆったりとした時間の流れと、引いたカメラによる建物さえも景色の一部となる映像で、心地好い時間に浸れる。
なんだけど、アンゲロプロス監督作品はつい先日『蜂の旅人』…
理解できたか、と問われれば、わからん、と答えるしかない。難解のようで、話はつかめるのだが、何を言いたいのかが掴めない。
内戦でソ連に亡命していた父が32年ぶりに帰って来た。しかし村人からは冷たい仕打…
老人になって戻ってきた共産主義者が、変わり果てた故郷で売国奴とたらい回しにされアウトキャストにされ、と基本それだけのシンプルな話だが、焦点をその周りの登場人物にも分散させたのがあんまし自分には合わな…
>>続きを読むリンゴは腐ってしまった…
歴史を撮ってきたアンゲロプロスが歴史を背景に、"人間"を撮った転換点となる一作。政治的理由で迫害された老人が32年ぶりに帰郷するも、変わってしまった故郷に馴染めず再び追わ…
アンゲロプロス初めて見た。すげー。黒沢清は相当アンゲロプロスの影響を受けてるだろうなと思った。
カメラの引きと人物が画面奥へ遠ざかるショットが多く奥行きへの意識が途轍もない。特徴的なのはやっぱ長回し…