この作品を見て、改めて自分がテオアンゲロプロスを好きな事が分かった。
長回しの何ともないカメラのムーヴや、配置に相当なこだわりの見える構図、そして何とも言えぬノスタルジーを感じる配色。
そのすべて…
田舎が美しいのは解る、けどなんで都会をこんな風に撮れるのか。溢れる情緒。鏡の使い方。音楽が欠けていることの効果。これがシベリア抑留された日本兵だったら?もっと素直な視点で物事を見なくては。
毎回祭り…
映画監督であるはアレクサンドロスはオーディションで気に入る役者を見つけられず、ふと目に留まったラベンダー売りの老人に役を任せようとする。そこから亡命し32年ぶりに祖国に帰ってきた老人を主人公とした劇…
>>続きを読むこの映画の世界観に無性に浸りたくなったので久々に借りてみました。ジャケ借りしたらかなり良かった作品。
ストーリーは父をテーマとした映画とその映画の監督の父の人生が交錯していくというモノ。
サウンド…
例えばタルベーラやタルコフスキーの長回しには緊迫感が漂っているけど、このお方の長回しには、あまりそれを顕著に感じない。
何が違うんでしょうか
私だけでしょうか
とくにこの作品のラストシーン。「彼…
初アンゲロプロス。すべてを理解したとは言い難いが、現実世界にファンタジーを見出し、虚構性と社会性を併せ持った作品に昇華したその手腕にぶったまげた。
‥映画監督のアレクサンドロスは、父親役の老人のオ…
グランドシャルトルーズ修道院のドキュメンタリー、大いなる沈黙へ、を観たあとなんだかアンゲロプロスを思い出し鑑賞。登場する居場所を失った老人に、かの修道士的な、世間から超越したところにあるたたずまいを…
>>続きを読む