涙止まらんかった。
画は何だか可愛くて味があるのに、書いたピロスマニの最後が辛過ぎる。
ただ、静かに最後まで画を描かせてあげて欲しかった。
今まで知らなかったが、この映画とこの映画を知るきっかけにな…
このレビューはネタバレを含みます
映画の世界観が、もうピロスマニの絵そのものという感じで、美しい映画だった。
「死ぬところだ」というセリフは悲しすぎる。
と最初は思ったが、そんな単純なことではなく、死を達観しているのかも、とあとから…
飾られたピロスマニの絵画が牧歌的なグルジアの風景に見事に溶け込んでいる。大衆酒場の労働者に支持されるピロスマニの人柄が滲み出た絵画。大衆に愛された孤高の画家の魂を静謐な映像で凄烈に描く。色彩感覚が秀…
>>続きを読むニコ・ピロスマニという画家のことを知らなかった。グルジアでは、貨幣に肖像が使われるほどの国民的な画家であり、女優との恋が噂され「百万本のバラ」の歌詞のモデルとなった人物だそうだ。そもそもグルジアとい…
>>続きを読む『根をもつこと』 猫背のぽつねんとした絵画調のショットにおさまる座り姿、無抵抗な歩き姿、どちらも彷徨うひとのそれでありながら土地に、画家という職業に根を張ろうとするピロスマニについてここまで真摯に描…
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