★1988年に続き2回目の鑑賞★
1910年に刊行された、夏目漱石の前期三部作の二作目にあたる作品の映画化。若くして異才の映画監督と名高かった森田芳光が監督。
そもそも明治時代のいわゆる高等…
大映無料公開にて。最後真っ赤で終わらないんだ?松田優作のバッグショットが赤く染まる映像を見た気がするんだけど妄想だったのか。
代助は今の暮らしに三千代を迎えるつもりだったろうから勘当とかマジ青天の霹…
森田芳光が監督した、夏目漱石“それから”の映画。ジックリと間を取った重厚感ある作風で評価も高いね。
森田芳光は正攻法なエンタメは駄作が多いし、個人的には家族ゲームのもつシュールなアバンギャルドさこ…
夏目漱石『それから』の映画版。1985年、森田芳光監督作品。キャストは松田優作、藤谷美和子、小林薫、笠智衆、中村嘉葎雄。映像が美しく、梅林茂の音楽もいい。ただ、原作と比べて終わり方があっさりしていて…
>>続きを読む昔、夏目漱石のこころを読んだ時、なんて卑怯な奴だと思ったが、今回の主人公も負けず劣らずどうしようもない奴。
自分はニートだからと、好きな女性を就職した友達と結婚させておいて、やっぱり好きだから別れて…
ヨーロッパ映画みたいなかっこいい構図と美しい照明で綺麗な作品だと思って観ていたら、謎の電車に乗ったり蕎麦屋の落語家が面白いことしてたりして、油断できない。端正さとカマし・ハズしがこのバランスで成立し…
>>続きを読む夏目漱石というと夏休みの宿題『読書感想文』を思い浮かべてしまう。それでも『坊っちゃん』『こころ』『三四郎』『吾輩は猫である』しか読んでいない。
最後まで淡々としたテンポで話が進む。独特な雰囲気のあ…
言わずと知れた漱石の前期三部作の一つを映画化した文芸作品。原作のイメージに忠実に、そして時に鮮烈な映像感覚を交えながら格調高く漱石ワールドが展開。明治末期の時代の空気が活写されていて見事だった。愛す…
>>続きを読むYouTube で公式配信されてたので。夏目漱石の原作は読んだことないけど明治時代に「道ならざる恋」のストーリーを書いているなんて流石文豪。松田優作の抑えた演技は光るものがある。笠智衆との共演、今の…
>>続きを読むこの監督なら、こういう文豪の作品をあえて文学的に撮ろうとなんかせずに、落語のノリで撮ってみればよかった。それが可能なはずだ(だった)と思うから云うのである。漱石文学には、そうチャレンジしてそれができ…
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