善意のエゴがぶつかる
弟が姉を馬鹿者だと罵倒するが、馬鹿と天才は紙一重だとよく言われるように、等しく善意(善人)と悪意(悪人)もそうなのだね
かと言って、この映画に本当の悪は描かれないのだが
ここま…
「お節介」という言葉が一切存在しない(排除されてしまう)作品。
田舎生まれの私からすると東京に「お節介」が存在しないことはひどく共感できるけど、都会育ちの人はこの作品を見ても"東京の女"が、果たして…
おいー、と心の中で突っ込まずにはいられない展開。その悲しい結末は防げたんでは?と思ってしまった。なんで弟に言っちゃうかな。
という感想だけど、初サイレント映画。どんなかな?現代人でも馴染めるかな?…
何と小津の胸糞映画。貧しい暮らし向きの中、弟思いの姉が彼の将来の為に我が身を顧みず内緒で始めた夜の仕事。それを知った恋人の兄は彼女の秘密を取り立てて問題視し当事者の間に楔を打ち込むお節介。”職業に貴…
>>続きを読むストーリーラインは至ってシンプルだし、やっぱりサイレント映画ってこともあり、視覚的な情報に限られる分、ものすっごい見せるし魅せる。
象徴的な物の使い方がお上手。
穴の空いた靴下は、エルンスト・ルビ…
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