【ラストシーンが救い】
アメリカ軍兵士が闊歩する横須賀。
ヤクザの子分になっている若者(長門裕之)と、彼を何とかまともな職業に就かせようとする恋人の少女(吉村実子)を軸に、若者の兄貴分(丹波哲郎)…
金さえあれば金さえあれば
そんな醜い姿はまるで豚のよう
そこへ愛と憎しみの込めた「バカヤロォーーーーー!!」が切ないけど気持ち良かった
あの強さはきっと川崎へ行っても大丈夫
豚と人間の境界線がなくな…
横須賀市を舞台に、ヤクザ組織の横暴や、兵士たちの欲求を受け止めることで生き抜く女たちといった戦後日本の現実を、養豚の飼育係に任じられたチンピラとその恋人の目を通じて寓意的に描く。
面白い。戦後の日…
横須賀美術館のスカジャン展で紹介されてて気になって見てみた。
戦後の横須賀の光と影(と豚)が押し寄せてきて、日本も昔こんなパワフルだったのね…となった。(良くも悪くも)
意外なラスト、カッコよく…
事象だけだったら孤狼の血とかアウトレイジみたいな雰囲気になりうる話をカラッとユーモアも交えて描きつつ、一方でだからこその社会の底辺のうごめきの悲哀や横須賀ひいては社会全体の搾取のシステムみたいなもの…
>>続きを読む吉村実子がデビュー作とは思えないほど素晴らしい。
今村昌平作品のエッセンスは日本よりも韓国に流れていった気がする。
深作欣二が撮ったほうが良かったかもと思ったら趣旨が変わってしまうと指摘されて納…