理由もなく人を斬り捨てる机竜之介(片岡千恵蔵)と周囲の様々な人々の生と死を見つめた全四十一巻の大長編、三度目のシリーズ化。
以前に岡本喜八監督の映画化作品も見ていて内容は知っていたが、東映の巨匠・…
片岡千恵蔵が演じる机竜之助は、やってることは非道な辻斬り(無差別殺人)なのに最後の最後にどこか憎めなさが残るのが特徴的。一流の殺陣や立回りを堪能。華があり過ぎて中村錦之助のシーンだけ少女漫画のように…
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時代劇は日本人の心。
武士道は日本人の道徳です。
原作が中里介山の未完の長編であったことから、話がまとまらないものであろうと思い込み、敬遠していたため、恥ずかしながら初見。
この時代劇は、時代劇…
片岡千恵蔵版三部作の1作め。なんとなく、画面の雰囲気とかストーリー展開の仕方とか、萬屋錦之介『宮本武蔵』に似てるなあと思いながら鑑賞したが、それはその印象でよいらしい。
若い錦之介がハツラツとして…
原作を知らずに観たので、ジャケット写真から抱いた机竜之助(演:片岡千恵蔵、凄味ある~!)の印象と内容での印象があまりに違っていてちょっと吹き出してしまったのですが、やはりこの時代特有?の緊張感が画面…
>>続きを読む中里介山の未完の大長編小説を名匠・内田吐夢監督が主人公に片岡千恵蔵を据え映画化した作品です。剣士・机龍之助の修羅の道を骨太なタッチで描いた3部作の第1作目にあたります。お話の冒頭で突然に主人公は大菩…
>>続きを読む机龍之介は四谷怪談の民谷伊右衛門の系譜に連なる人物で音無しの構えの殺気がスゴい。
でも新徴組に土方歳三(アップなしロールは清川荘司)がいて信条佐幕の島田虎之助(確か直心影流の達人)に闇討ちをかける…