ヴェンダースが憧れの小津安二郎を思い、東京へ訪れ、各地に足を運び、小津安二郎が見た景色を追憶する様な作品。
一見単調に思われる「小津調」と呼ばれるアングルが如何に厳密に、そして厳しく統制されて出来…
毎日見ている東京の風景なのに、ヴェンダース監督の視点からだと不思議に愛しさと人間味溢れる社会に見える。PERFECT DAYSで描いてた下町の温かさはこの作品のために日本に来たのが原点なのかなと思う…
>>続きを読む家で観る映画の中では、久しぶりにじんわりと感動した。
PERFECT DAYS観て、これを観るととても興味深い。
ヴィムヴェンダースの映す東京は、パチンコ屋やゴルフの打ちっぱなし、お墓のそばの桜の木…
1980年頃の東京なのでしぶさと活気がある。
日本人が見ると珍しくないことも多いのでときどき退屈なんだけれど、監督がほんとうに日本を好いてくれてることが伝わってきて、普段日本に不満が多いわたしにはそ…
PERFECT DAYS鑑賞後、騒がしさがとても嫌で敢えてこのドキュメンタリーを観た。
東京物語撮影時の東京のかけらが残っているかヴェンダースがカメラをまわすが、観ているものからすると、そんなものは…
パチンコ、食品サンプル、打ちっぱなし、竹の子族、タモリ倶楽部、ジョン・ウェインのあとの日章旗、野球、お花見、ゲームセンター、列車、東京タワー、写真を撮られる笠智衆、厚田雄春の涙。
確かに食品サンプル…
撮影を務めていた厚田さんが話すところがおもしろかった
彼は日本語で話すので、ヴェンダースはその場では通訳を介して彼の話を聞いているのだろうけど、映画ではその通訳された言葉をさらにヴェンダースが読み上…
© Wim Wenders Stiftung 2014