セリフが始まるまでがこんなに長い映画も珍しい。不安を掻き立てるような音楽もあいまって終始雰囲気がピリピリしています。
石油への執念が狂気に変わっていくダニエルデイルイスと、立ちはだかるカルトチックな…
あっという間に終わった160分だった。
かといってべつに感動が残るわけでもないし、虚しさが残るでもないし、とにかく観終わった瞬間これはなんだったんだろうという気持ちにさせられた。
主人公のダニエル・…
超良作映画。
2007年度アカデミー賞8部門ノミネート、最優秀撮影賞受賞作品。
原作はアプトンシンクレアの「石油!」。ミラマックスとパラマウント共同制作の映画で、当時ミラマックスの親会社だったウォ…
重厚な映画。
石油は血のメタファー。
いわば血を吸って生きているダニエルは自分こそが神だと主張し既存の神を迷信だと切り捨てる。資本主義の成功者の前には神は迷信でしかないのか。
自ら孤独へと逃げ込んで…
仕事に取り憑かれた男の物語。
はたしてダニエルは何を求めていたのだろうか?石油採掘という自分のある意味での才能を使い、自らの競争心を満たす為に周りの人間を蹴落としながらのし上がっていく。妻もいな…
ピンと張りつめた緊張感が終始漂っており、ときどき衝撃がぶち込まれるのでメリハリがあった。好きか嫌いかで言うとあんまり好きじゃないけど、こんな作品つくれるポールトーマスアンダーソンはとてつもなく優れた…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
石油ブームに沸く20世紀初頭のカリフォルニアでの話。
ダニエルデイルイス演じるプレインビューがすごく良かった。
前半は石油採掘を通して成り上がる経緯、後半は金に目が眩み崩れていく様子が描かれてい…