2020.2.12
れんが屋にて鑑賞
元一流のスリ師で、今はデパートの保安係をする主人公は、ある日泥棒部落の長をやっているスリ仲間の親友に出会う。部落の生計のためデパートでの集団万引きを手伝うこと…
「泥棒の組合」という初めて聞くワード。
万引き大作戦はもっと面白く撮れる件なんじゃないかと思ったけど、田中邦衛のあまりにも"白昼堂々"な万引きは愉快だった。
天才コメディエンヌが天才コメディアンのポ…
寅さんではない渥美清、さくらではない倍賞千恵子が見れる喜劇です。映画「男はつらいよ」が開始される1年前の作品。
寅さんとは違った味のある渥美清が見れます。基本は喜劇なので問題なく楽しめます。藤岡琢…
万引家族ならぬ、万引タウンの物語。炭鉱の斜陽化で生活に困った人たちを救うために、集団でスリや万引きをやっていたという、実話に基づく結城昌治の小説が原作。
1968年の公開なので、翌年には「男はつら…
野村芳太郎の喜劇を観ていると、やっぱり山田洋次の師匠なんだなと思える。出演者がほとんど一緒な事もあるかもしれないが、日本一の助監督と黒澤明に言わしめたわりに「砂の器」等の松本清張ものでしか有名じゃな…
>>続きを読む”泥棒部落”という、いくらでも露悪的アプローチができそうな題材を、軽快な犯罪コメディに仕上げるところが職人監督としての力量。
門下生の山田洋次や森崎東だと、もっとウエットになるだろう。
ふざけきっ…