ベタで詩的過ぎるという指摘はその通りなんだろうけどそれを踏まえた上で最高だった。1987年という壁がまだ存在したころのベルリンという、モダンな建築群と戦争の爪痕を残す空地、子供たちとサーカス、そして…
>>続きを読む争いの絶えない人間を見放した神と人間に寄り添うことを選んだ天使たち。
戦禍の負の遺産、分厚い壁が残るベルリンを舞台に不死である天使が人間の女性に恋をして定命の人間になる決心をする。
時という概念を人…
発想がとても好きな映画。不死の天使と、死すべき人間。
天使のダニエルは、天使としての永遠の生命を放棄してまで、死すべき人間となり、地上で生きようとする。愛する女性と出会ってしまったから。
自分はこ…
こういう映画を好きになりたくて定期的に観ては、どうにも馴染めない自分がいる。天使も詩もどちらかというと不得手だから予感はしてたけど…
詩そのものを糸にして編まれた物語、私には個々の糸の張力が強すぎて…
深い、優しい天使の眼差しと語り。
人々の思い、ノイズの重なる世界、モノクロ。
まだ天使のダニエルが空中ブランコの彼女に出会った瞬間、モノクロに変わりないのだけど輝いて美しく見えたのがすごく伝わるとい…
小さい頃に母親が、鏡台の引き出しを開けるたび、赤い変な形のバッヂを指差しながら、「これ、ヴィム・ヴェンダースにもらったバッヂ!ヴィム・ヴェンダースにもらったの!」って言ってたのをなんそれ、と思いなが…
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