前半は退屈だった、寝落ちしそうになるほどに。起伏のないストーリーとシロクロのベルリンで過ごされる無味乾燥な毎日は自分自身の生活とどこか似ていた。
しかしある日、ダミエルが天使であることを辞め、翼を捨…
寒い冬のコーヒー、手の暖かさ、色のついた壁、子供、微笑み
当時分断されていたベルリンの空気感ってこんな感じだったんだろうなと 天使の不思議な力はじんわりとした優しさを孕んでいるけれど、時には人間の…
このレビューはネタバレを含みます
天使が居るのは色も音もない世界。そこでは人間たちの思考や欲望が、とめどなく溢れる 「言葉」 として彼らの耳に届けられる。ある者は不満を、ある者は希望を、ある者は孤独を、ある者は絶望を思考する。人間た…
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