ラストが本当に後味悪くずっとモヤモヤした余韻を引きずる。
でもそれこそが戦争なんだなと感じた。
クレヨンしんちゃんの名台詞であった「正義の反対は、反対側の正義だ」と言うのを思い出した。
正しいかは別…
このレビューはネタバレを含みます
よくある戦争映画のあのドッカーンドッカーンみたいな迫力さはこれにはなく、見た人の心のドッカーンドッカーンがとっても乱れます。
見終わってざわざわしていて、一緒に見ていた夫は感動のあまりビックリして…
よかれと思ってすることが、必ずしも当人たちにとって良いとは限らんし、良いことしてるように思える人たちの腹黒さとか、人間の心理とか本質が出てた。極限の人間を描いた映画っていっぱいあるけど、こういうのは…
>>続きを読む#86-2014
傍観は加勢。
この言葉が深く突き刺さる。
日本人には馴染みがないボスニア紛争が舞台。世の中には、なんだかんだ最後は救われるエンドが用意されている映画が多い中、この映画は戦争という…
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下、敵対するボスニア兵士とセルビア兵士が塹壕で対峙してしまう。
いろいろな不条理が描かれていて、モヤモヤする。
セルビア兵の非情さ、国連の無力さ、レポーターの態度。
ボス…
派手な爆発や撃ち合いや殺し合いだけが戦争映画ではないということを教えてくれた佳作。
見るものの不安をほぐすかのように散りばめられたユーモアが、逆に戦争がどれだけ悲劇で愚かなことなのかを浮き彫りにさせ…
「俺たちの悲劇がそんなに金儲けになるのか!」これに全てが象徴されてる気がした。
現場の声、司令官の意向、大上段に構えて偽善的なジャーナリスト、でも大事な当事者の意見は無視されて。
最後のシーンは、空…