非常に寓話的な趣の、幼い姉弟によるロードムービー。厳格な母親(?あまり描写されない)との生活に疲弊した姉弟は、会ったことのない父親がいるというドイツを目指して長距離列車に飛び乗る。
序盤で、ドイツに…
テオ・アンゲロプロス監督でしたか・・・どおりで、ここにも“旅芸人”の“記録”がありました
わからなくって結構です
姉と幼い弟、夜のホームにたたずみ何を想う?
この出だしから、何か胸に詰まるものを感…
【超壮大な『はじめてのおつかい』】
先日、映画プレゼン大会で紹介した作品。本作こそ「冬に観たくなるオススメ映画だ」
まず、テオ・アンゲロプロスの『霧の中の風景』をTSUTAYAで借りようという方は…
灰色に染まるギリシャでの旅路で、混沌とした社会を体験する幼い姉弟を描いた叙情的な作品。
引きでのショットや長回しを多用していて、台詞やカット割りでの状況説明が少ない。
なので集中して観ないと表現され…
お姉ちゃんの自覚と覚悟を無粋な言葉を用いずに長回しの中の圧力で完璧に伝えてくるのがマジですごい。見せないし会話をしなくても回し続けることで生まれる何かがあるし、肝要な瞬間さえ映画のうちに切り取れれば…
>>続きを読む人を笑わせること 泣かせること 難しいことだよ
旅芸人は監督自身 私は味方だ ファシズムへの加担の懺悔?
時代に翻弄され、傍観し、物語を紡ぎ続ける→与えるものへの移行
最初の時はいつでもそうなんだ…
テオ・アンゲロプロスの美しくも、残酷な姉弟の旅。二人の目的地は霧の中で、行けども見えてこない。それは二人の人生そのものではないのか。脚本に、「ユリシーズの瞳」「ノスタルジア」のトニーノ・グエッラ、「…
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