このレビューはネタバレを含みます
2011年07月06日@シネスイッチ銀座
[あらすじ]
フセイン政権崩壊から3週間後のイラク、クルド人の老婆は戦地から帰らない息子を探しに、その息子にあたる孫のアーメッドとともに捕虜が収容されている…
無口で少し怖い祖母と二人、戦場に出たまま帰ってこない顔も知らない父を探す。その旅の中で二人は徐々に心を通わせて行く。
なんともやるせない悲しさの中にある確かな優しさ。
普通のヒューマンドラマではな…
フセイン政権崩壊後、祖母とともに少年が父を探す旅の中で、戦争と政治的混乱によるイラクの疲弊と復興への兆しがロードムービー調に痛々しくもみずみずしく描かれている。
イラクという土地とそこに住む人々に…
自分が理解していたのは結局表面的かつ一部であって、それも報道による偏った側面だけだったのかもしれないと気づかされる。理解していた「つもり」だったに過ぎない。世界を知るってことは重要なこと。少しずつで…
>>続きを読むイラクの街や人々が映っている
こんな感じなのか
この世界の片隅にを見た感覚と似てる
こういうものを見るたびに自分が触れたことのない物事は字面だけで理解していた気になってるのだということを気づかせてく…
私はクルド人の老婆です。戦争で何年も行方不明になったままの息子を探しに、田舎(イラク北部)から、ナシリア(イラク南部)という町に向っている所です。その町には戦争捕虜を収容している刑務所があると聞いて…
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