破戒に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 3ページ目

「破戒」に投稿された感想・評価

Ideon

Ideonの感想・評価

4.5

部落民として生まれた瀬川丑松は、父親の「決して出自を明かしてはならない」という戒めを守り、小学校教諭として暮らしていたが、部落解放運動の活動家、猪子連太郎と出会い、部落民も同じ人間だという思いを強…

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青年瀬川が、部落民として産まれてきた事を隠しながら生きていく後ろめたさと辛さ、葛藤を描いた最上級の作品

身分(今となっては身分というのもおかしいが)を公表しないと父と約束し、教員となって暮らす中、…

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明治の部落差別が1番のモチーフだが、差別やら権力への固執やら肉欲の問題やら現代に通づるテーマも多く描かれてはいる
だいぶ前に原作を読んだから曖昧なんだけど思ったよりも未来への希望がある物語になってた

●'20 9/5,18&10/1
『没後五〇年特別企画 市川雷蔵祭('20 9/5〜10/9)』
<′20 5/3&15(特集上映期間: ′20 5/2~29)公開予定だったが、コロナウィルスの影響…

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mako

makoの感想・評価

4.6

没後50年特別企画「市川雷蔵祭」で上映。初鑑賞。モノクロ。
原作は島崎藤村の同名小説。原作未読。
脚本は和田夏十。市川崑監督の奥様。

信州飯山の小学校教員・瀬川丑松(市川雷蔵)は父の死に際して、被…

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umihayato

umihayatoの感想・評価

5.0

「見てくれ同じ人間の血じゃないか。誰とどう違うと言うんだ。なぜ差別する。」

個人が
「差別はいけない」と言うのは簡単です
そして当たり前です

人間は誰一人「生まれる国・土地・人種」を選択できない…

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ふ

ふの感想・評価

5.0
差別問題はスコアが付けにくい

原作は今から116年も前に出版されたと知って驚いた。
何百年経とうが差別はなくならない。

水墨画のように美しい映像、綺麗な言葉たち、誠実な人々

市川雷蔵が美しい
いつの世の中も世の中からはじき出された人がいる。この作品も過去にあった事、ではなく現在もどこかで起こっている出来事だと思うと心が痛む
みみみ

みみみの感想・評価

4.7

市川雷蔵の瞳が美しい。(後半から)


殆どの差別は、作った側の人間がいいようにした種類分けから起こるものであり、幻想であると自分は思う。あるがままの状態ではなくその幻想を信じるからこそ、生まれてし…

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tcdmtgb

tcdmtgbの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

岸田今日子さんがほんまに素晴らしい

歴史は傑出した個人によって変わるのでない

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