1962年公開の118分の白黒作品で、島崎藤村の破戒の二度目の映画化であるが、DVDや動画配信で鑑賞が容易なのは本作。被差別部落の問題を扱った映画は少なく、現在DVDで見られる作品で有名なものは「橋…
>>続きを読む1948年木下恵介監督版も良かったが、こちらもそれから14年経って撮影や映像技術等の向上のためもあってか、よりリアリティに溢れ感動的だった。
部落出身というだけで身分を隠し、また隠していたことまで…
部落解放運動家、猪子蓮太郎(著書『懴悔録』)の心が一番わかりやすく、感情を移入しやすい。
猪子(三国連太郎)は自分は部落民の出身で 自称穢多だとし、部落解放運動の前身に入っているたくましい人だ。こ…
人類必見レベルの傑作
まずはあらすじから
ーーーあらすじーーー
■山麓にて、巨大な牛、対峙する男(浜村淳)男は塩で牛を誘き寄せると突進を受ける、逃げぬ男はツノで体を刺され放り投げられた。
山麓の小…
三國連太郎!
出た!昭和俳優の顔面力!
手も顔も体もデカイな。
先生(長門裕之)見覚えあると思ったら津川雅彦の兄とな。
引きの画で端が歪んでるのそのままにしてるの以外だった。人の顔歪んじゃってるの…
丑松の東京への去り際、土屋と追いかけてきた生徒のうちの一人がお母さんが用意したという茹で卵を渡すシーンに全てが収斂されていただろう。
出自に関わらず、子ども達の慕う気持ちが一番裏切りようがない。
…
これまで観た映画の中で、最も悲しい映画だった。それは、この物語が作品の中だけで完結しておらず、100年後の「現代」とつながっているからだ。「部落民」を「LGBT」に置き換えれば、まるで同じ物語になっ…
>>続きを読む没後50年特別企画『市川雷蔵祭』にて。
部落出身という身分を隠し、田舎の教師として生活している男。
戒めを破る事が良いのか悪いのか、自問し苦悩する姿が市川雷蔵のはまり役。
氏より育ち。
三國連太郎と…