差別問題の勉強のため視聴する。
部落民たちの境遇や、出自がバレないように生きている様子などが、サスペンスフルに描かれる。
選挙のため金持ちだが部落民の娘と結婚するひとが、先進的な部落出身の活動家を殺…
砂の器の前に本作品を撮った市川崑監督。
実にどのような気持ちで監督されたのか?をおききしたいくらいであります。
市川雷蔵、30歳にしてこの芝居。
恐れ入ります。
岸田今日子さんの圧倒的な存在感は三國…
丑松がなにをきっかけに教師を辞めようと決心したのか?もっといえば、部落出身であることを、子供達に告白しようと決心したのか?猪子が死んで、その運動を継ごうと思ったからだろうか?
冒頭の牛の屠殺と解体の…
父の想い、敬愛する学者の存在、同僚から発せられる無邪気な差別…
部落という言葉自体にはもともとあまり馴染みがないのだけど、思うままに振る舞いたいけど社会の中での立ち位置を気にして自分を偽ってしまうこ…
このレビューはネタバレを含みます
原作:島崎藤村
脚本:和田夏十
音楽:芥川也寸志
描かれていた要点は1つ。
冒頭に出てくるコレ。
↓
「破戒」の序より
これは過去の物語である
過去には後の時代に取って
反省すべき事柄も多い
ある…
父が与えてくれた学問によって文学を学び、文学を吸収することで自由というものを知った。それが私を苦しめた。
彼の生まれに対する葛藤や父への敬意、文学のおかげでできたつながり。苦しみや喜び全てが詰まっ…
自分のことを覚えてほしい。無様な姿を伝えてほしい。子らの前で戒めを破る市川雷蔵の姿は、痛切でいて気高い。信州の冬のような切れ味鋭い映像。そこに描かれる、自分に刃を向け続ける青年の苦悶。誰もの心に巣喰…
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「見てくれ、人間の血じゃねえか。日本人の血じゃねえか。どこの誰とどう違ってるって言うんだ。おなじこったい。同じ五臓六腑。同じ血液。なぜ差別する?なぜ隠さねばならぬ?おっつぁん、教えてくれ、助けてくれ…
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