フェデリコ・フェリーニの名作
ローマを舞台に、戦後イタリアの病理を暴いた一本
映画の冒頭は、ヘリコプターで運ばれる巨大なキリスト像から始まる。
本作ではゴシップ記者マルチェロの享楽的な日々を通して…
湿潤にざらついた手触りとでも言おうか、主演したのがマルチェロ・マストロヤンニということもあり、次作となる『8 1/2』(Otto e mezzo)の前奏曲(prelude)といった風情が、濃密に立ち…
>>続きを読む夢追ってローマに出てきたにも関わらず、機会に恵まれずセレブやテレビスター達と一見華やかで空虚なナイトライフに身を投じ、恋人の“攻撃的でしつこい母性愛”にうんざりしながらも、エゴイスティックな愛情に結…
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ゴシップ記者のマルチェロは、作家になるという夢を燻らせながら、恋人のエンマと暮らしつつ富豪の娘マッダレーナやハリウッドから来た女優のシルヴィアとも遊ぶ放蕩生活を謳歌していた。ある時、友人のスタイナ…