@das U Kino
昔のイタリアの人間臭い感じとか、雑多な感じとか、なんか今の(あるいはもう一昔前になったか)東南アジアに雰囲気が似ていて非常に面白かった。paparazziという、日本語でも…
フェデリコ・フェリーニの名作
ローマを舞台に、戦後イタリアの病理を暴いた一本
映画の冒頭は、ヘリコプターで運ばれる巨大なキリスト像から始まる。
本作ではゴシップ記者マルチェロの享楽的な日々を通して…
このレビューはネタバレを含みます
夢追ってローマに出てきたにも関わらず、機会に恵まれずセレブやテレビスター達と一見華やかで空虚なナイトライフに身を投じ、恋人の“攻撃的でしつこい母性愛”にうんざりしながらも、エゴイスティックな愛情に結…
>>続きを読む大好きなフェデリコ・フェリーニ監督作品です。
この作品で、彼はストーリーの呪縛から解かれました。
豊潤なイメージの連続から語られていく物語は、方や難解だという批評もあるようですが、
なかなかどうし…
古いし長いから挫折する気で見始めたが、面白くて一気に観れた。
冒頭のキリストが吊るされてるシーンとラストの天使の方でなく、俗世の方に流れていくシーンは印象的だった。
人間の精神から神が消え、消費社会…
フェリーニの脳内イメージのつるべ打ちに僕の脳内から謎の物質が分泌されっぱなしの3時間!
巻頭の宙空を行く巨大なキリスト像に圧倒され、トレヴィの泉の中でアニタ・エグバークと踊るマルチェロに魅了され、砂…
このレビューはネタバレを含みます
この映画の監督は、「道」や「青春群像」や「サテリコン」などのフェデリコ・フェリーニ。
そして、これらの作品で、断片的に、あるいはこじんまりと、まとまった形で提示されている問題が、この映画では力いっ…
情熱や感情を超えたところで芸術の調和に生きるべきだ。魅惑の秩序の中に。お互いに愛し合い、時間の外で生きるべきだ。
超然と…
【感想】
第二次世界大戦の到来は即ち俗世に再現された地獄であり、これまで…
入れ替わり立ち替わり美女と遊びながらも、帰るべき場所・精神を持つ主人公。しかし、その理想が崩れたとき彼の生活は一気に崩壊する。女とは会話よりも身体で語り合えば十分ということなのだろうか。その結果、男…
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