大好きなフェデリコ・フェリーニ監督作品です。
この作品で、彼はストーリーの呪縛から解かれました。
豊潤なイメージの連続から語られていく物語は、方や難解だという批評もあるようですが、
なかなかどうし…
古いし長いから挫折する気で見始めたが、面白くて一気に観れた。
冒頭のキリストが吊るされてるシーンとラストの天使の方でなく、俗世の方に流れていくシーンは印象的だった。
人間の精神から神が消え、消費社会…
フェリーニの脳内イメージのつるべ打ちに僕の脳内から謎の物質が分泌されっぱなしの3時間!
巻頭の宙空を行く巨大なキリスト像に圧倒され、トレヴィの泉の中でアニタ・エグバークと踊るマルチェロに魅了され、砂…
このレビューはネタバレを含みます
この映画の監督は、「道」や「青春群像」や「サテリコン」などのフェデリコ・フェリーニ。
そして、これらの作品で、断片的に、あるいはこじんまりと、まとまった形で提示されている問題が、この映画では力いっ…
情熱や感情を超えたところで芸術の調和に生きるべきだ。魅惑の秩序の中に。お互いに愛し合い、時間の外で生きるべきだ。
超然と…
【感想】
第二次世界大戦の到来は即ち俗世に再現された地獄であり、これまで…
入れ替わり立ち替わり美女と遊びながらも、帰るべき場所・精神を持つ主人公。しかし、その理想が崩れたとき彼の生活は一気に崩壊する。女とは会話よりも身体で語り合えば十分ということなのだろうか。その結果、男…
>>続きを読むマストロヤンニ×フェリーニはマイベストの『8 1/2』コンビなので楽しみだった。実際期待以上のストーリー、映像だった。
全くの前情報なしで観たが、人間の(愛おしい)醜さ、孤独、愛が美しいローマの街並…
フェリーニと言えばという代表作かつ、パパラッチという言葉を生み出したくらいの影響力がある作品ということで身構えて見始めたものの、豪華絢爛なローマのナイトライフや、聖母出現騒動の描写など、一度見たら忘…
>>続きを読む狂乱なパーティーと憂鬱で熱狂的な人間達がとてもよかった。
レースの中で眠った子供を愛しく撫でるスタイナー氏が纏っていた不安と静寂が、絢爛に満たされた空間の中に漂っている、「listen」と言われた直…