悪夢が静かな日常を奪い去る日まで。
本人にとっては至って真面目な日常も、側から見ると滑稽で、時にはコメディ映画のワンシーンのようすら見えてしまうが、上下左右に暮らす隣人だけでなく、自分を含めたそん…
ロイ・アンダーソン監督の作品は色々観ているが、これが一番笑った。相変わらずクセの強いキャラクターが多いが、特にアル中の女性と床屋の主人が強烈に印象に残っている(笑)。映像の空気感といい、ヨーロッパ的…
>>続きを読む“リビング・トリロジー”の中でなぜか今作だけサブスクに無いので見るのが最後になってしまった。
ロイ・アンダーソン作品の中では圧倒的に『散歩する惑星』のブラックさと『ホモ・サピエンスの涙』が好きなので…
このレビューはネタバレを含みます
70点
命ある者よ
逃げようとするお前の足を忘却の川が濡らすまで暖かな寝床を楽しむがよい ゲーテ
ソファーで眠る男。
アパート?のすぐ脇にある線路を列車が通過。その騒音にビックリして…
この映画の登場人物、みんな生きてるか死んでるか、現実の人が夢の中の人かわからない感じ。彩度低くて、空は暗くて、イメージする北欧そのものだった。
日常のするりするりと抜け落ちる感覚を固定カメラでしっか…
1シーン1カットほぼ固定カメラで撮られる、気まずかったり悲しい日常の1コマを断続的に映す脈絡があるようでないようでシュールな作品。北欧映画ってこんなの多いな?
多少「分かる」ための導線はいくつか引…
自分の人生を嘆く女性が絵画のような景色を背に公園のベンチで歌い出す。
何故か参加していたパーティで、失敗すると事前に知っているテーブルクロス引きを見るのは共感性周知がヤバすぎた。登場人物が揃いも揃っ…