このレビューはネタバレを含みます
(再)岡本喜八の代表作。戦争を題材にしたブラックコメディ洋画は『MASH』『突撃』etc数あれど虚しさ哀感秘めた本作がNo.1と勝手に思ってる。学徒出兵させられ幹部予備候補生とは名ばかりで飢えに苦し…
>>続きを読むシニカルで、ぶっ飛んでるのが岡本喜八。
概ね作風は常に類似していて同じリズムを保つ。コミカルでいて、シリアスで、重いテーマを平然と扱い、かつその深い知識からくる浅くない描写をできる狂人振りが多くの心…
ポップでシニカルな反戦映画
1968年公開なのが意外
魚雷につけたドラム缶の中であの子の店の傘さして、青春振り返って不条理を嘆く特攻隊員、人間のち牛のち豚のち神になるはずが鼠
砂浜のシーン植田正治作…
このレビューはネタバレを含みます
ATG配給作品。
監督自身の戦争体験を基にした作品で、企画当初は映画会社が制作費を出さず、自宅を抵当に入れて夫婦で二人三脚となり制作にこぎつけたという渾身の作品にして、岡本喜八監督の代表作。
昭和…
不思議な作品だった。
戦争の話なのにコメディっぽくて、でも反戦で、人の死ぬ描写は全く出ないのに悲惨だということがひしひしと伝わる。
戦争の前線ではなく、これから特攻として命と爆弾を一緒に捨ててくる…
独特で強烈な滑稽さと愚かさ、惨たらしさの中から見える"戦争"と"人間"。一見突き放されそうな作風なのに、そんなことはなく、戦争,人間が持つ様々な側面を見たような気にもなる。とてつもないバランス感覚で…
>>続きを読む