肉弾に投稿された感想・評価 - 15ページ目

『肉弾』に投稿された感想・評価

拘泥

拘泥の感想・評価

3.8
因数分解に代表される様なこの種の喜劇性、ダサすぎるぜ受け入れるにはまだ若過ぎるのだ。血と砂の方が圧倒的に好きだ。
何故好きになったのか文章に出来ない
岡本喜八監督が戦死しなくて良かった

名前もない一兵士の物語
戦争の無慈悲を描き反戦をテーマに持っているが
そこには小さなロマンスやコメディが散りばめられており
センスを感じる音楽や語りなどもあって映画としての完成度の高さ素晴らしい。

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OASIS

OASISの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

人から豚へ、そして豚から神へ。
ある特攻隊員の喜劇と悲劇。

基本的にはコメディ寄りのバランス。
あいつの実直さ故に巻き起こる笑いと時に溢れる優しさ。
決して馬鹿にはせず、人間魚雷となっていったあい…

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岡本喜八監督・脚本によるこれもれっきとした反戦映画。監督自身の戦争体験を素にしていながら、とってもシュールでシニカル。

ジャケ写を見ていたら、もうアレにしか見えなくて、えっと、アレですよね?コレ。…

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緑雨

緑雨の感想・評価

3.8
喜八監督がこの映画を通じて伝えたかったのは、肉弾となって散っていった彼らも皆我々と同じ普通の若者だったっていうことに尽きると思う。ある意味『日本のいちばん長い日』の欠落を補う作品。

岡本喜八の『肉弾』 (1968) を見た。ATG制作などの60~70年代のラディカルな日本映画の様々なタイトルが何かの理由で2月中旬にUNEXTから落とされたので、その前に頑張って多く見ようとした。…

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akubi

akubiの感想・評価

4.5

「牛から豚になり豚から人間にかえろうとおもったら一足飛びに神さまになっちまった。それだけのはなしだ。たいしたことはない。」たいしたことではない。それだけのはなしだ。これは呪いの言葉かまじないか。
ひ…

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爛々と輝く"あいつ"の目が印象的だった。若者たちで溢れかえるビーチにドラム缶の中で、燃えカスのようになってしまったメガネの白骨。"あいつ"の目には今なにが映ってるのか。戦争が終わったことで大事な何か…

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majizi

majiziの感想・評価

4.0

ここまで滑稽で皮肉に満ちた内容は、戦争体験者でなければ描けない作品かと思います。

一兵卒、ごくごく普通の若者の命が使い捨てにされるという恐ろしく残酷な現実と、
その時代を生きるしかない庶民たち。

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