これぞブレッソン!痺れ倒した。
カットひとつひとつが丁寧で繊細でカットが切り替わる度に脳ミソぶん殴られる衝撃。
散りばめられたメタファーがモデル達の無表情に感情を与えるかのように物語を展開させ、目か…
ムシェットの他人から突き飛ばされる身体の動きが印象的だった。いつも残酷な大人たちに不意打ちを喰らう少女。唯一、遊園地のゴーカートのシーンだけ突き飛ばされるのを楽しんでいて、そのときのムシェットの笑顔…
>>続きを読むブレッソンは眠いというレビューをたくさん見たけど、本当にうつらうつらしてしまった。
けれど段々と話が進むにつれ眠気もなくなり、ムシェットの力強い眼差しと佇まいに惹かれるようになった。
レイプされた後…
ゴダールが編集した予告編がニクい。「田舎司祭の日記」と同じくジョルジュ・ベルナノスの小説が原作になっていて、今でいうヤングケアラーの少女が描かれる。
主人公ムシェットは貧しい家庭に生まれ、父は呑ん…
タルコフスキーの言うとおり、最後の兎狩りはあまりに象徴的でブレッソンらしくない。ルノワールの撮る狩りの方がよっぽどシネマトグラフしてる。
でもそれは自身の思想に対する彼の姿勢が、チグハグだったことを…
【寡黙日記】
巨匠ブレッソンによるロリコン映画の傑作。幸薄い少女ムシェットが地獄に堕ちていく迄を冷淡に綴った「放置された子の観察記録」。
主人公の少女が遊園地で遊ぶシーンで車が衝突する印象的なシ…