これが日記映画か!いいな。
ちょっと帰りたくなる。わたしもカメラ持って帰って、親しい人と育ててくれた場所を撮りたい。出てくる人たちがみんな愉快そうで照れたりしててかわいらしかったから、メカスのナレー…
瞬きしては思い出し、消えていく前に繋ぎ止める。記憶の記録。
ブルックリン、リトアニア、ウィーン、時空を超えて詩と慕情に揺れながら熱を帯びるカメラをぴたりと止めるように鎮めて位置を与える白い四角形、…
僕の思想と真逆の考え方だと思いながら見ていると、終わる頃には自分のモノになっている。
映画には共通言語や客観性がめちゃくちゃ必要だけど、
ある遠く離れた会ったこともない人間の完全なる主観的な記憶の…
ジョナス・メカス作品を初めて観た。
映像作家あるいは詩人あるいは前衛アーティストという肩書を持つ人の作品を、私の貧相な感性がまともに受けとめられるはずはなかろうとずっとスルーしていたお方。
断片的…
16mmフィルムによるホームビデオ、そのバックに流れる音楽を覆うアナログレコードのクラックル・ノイズを聴いていて、James KirbyがThe Caretaker名義でリリースした諸作品(『Per…
>>続きを読むホームへと馳せる想い。訪れた母国で甦る記憶。その断片を寄せ集めて綴られる記録。ある瞬間の中に閉じ込められた思い出が、カメラに写し出された瞬間(glimpse)が、一瞬が、永遠となる。人生は、永遠に続…
>>続きを読む胎内回帰じゃないけど、すごく安心して心地好かったのに胸が締め付けられる
作り上げられたユートピアやノスタルジア
「サークルゲームを続けて
僕は祈って 君は歌う
消えない幻を叶えよう
だから祈って…
編集という次元ではない、カメラによる口述とも言うべき映像が明滅させる叙情の切れ端。
輪になり踊る人々や井戸へ落ちていくバケツの分断される動きが露わにする、生きること一瞬一瞬の刹那。
ふと思い出すよう…