全編通して主観なのに、たまに画面に入り込んでしまうメカスの姿が可愛らしい
まばたきみたいな記録から、記憶を探る過程はとても叙情的で、過去に対する哀愁や優しさ、未来への希望が感じられる中、打って変わっ…
もしも私が故郷の風景を思い出に残したいと望んだら、そして私がこれだけのセンスを持ち合わせていたら、間違いなくこんな映像を撮りたい。揺れて粒子の粗い映像のかけらの集まりとたくさんのNo.が振り当てられ…
>>続きを読む追憶の旅
柔らかく優しい光に包まれた故郷と彼を作った風景、人々
井戸の水で顔を洗う風景、テーブルの上の皿、盗み食いするガチョウ、燃える薪木、人々の微笑み、全てが愛おしい記憶 それを大事に大事に箱に詰…
1950のニューヨーク、1970のリトアニア、1971のウィーン。瞬きのように細かくカット割りされた映像の中で、難民の女の瞳も、メカス母のハンパーグみたいなポテトパンケーキも、スチュワーデスの足も蘇…
>>続きを読む目が普段生活していて使っているような機能としてではなくただ見るためだけの目になった。目が見えることはこんなに幸せなことなのだ。劇場を出てからしばらくボーッとして渋谷から新宿まで歩いた。まだボーッとし…
>>続きを読む観終わった後、経験したことのない種類の充実感が残った。
戦時中ナチスから逃れるために家を出て、その後アメリカに渡ったメカスが、故郷リトアニアに一時帰国した際の映像。
お父さんの下手の横好きホーム…