ゴーリキィ原作の戯曲を黒澤流に映画化した作品。江戸時代のボロ屋に住み着く人々を残酷なまでに虚無感たっぷりに描いています。全編を通して希望がなく陰鬱な雰囲気で物語は進みます。場所もボロ屋の周りしか映り…
>>続きを読む「はきだめ」と呼ばれるオンボロの長屋、そんな「どん底」にいる9人の住民、彼らの元に巡礼の嘉平(左卜全)がやって来た。人生のどん底に甘んじている者たち、どん底を抜け出そうと何とかもがく者たち、嘉平の…
>>続きを読むマクシム・ゴーリキーの同名戯曲「どん底」を江戸時代に置き換えた黒澤明監督による1957年の日本映画
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シェイクスピアの戯曲「マクベス」を映画化した「蜘蛛巣城」の次に監督したのがこの作品。戦国時代の…
まさにどん底w。
うわぁ、こんなところに行きたくない、居たくない、って思えるほどの圧倒的な世界観の作り込み。
何言ってるか解らないことも多いんだけど、演技の説得力ていうか、存在感ていうか、そういうの…
このレビューはネタバレを含みます
三島由紀夫や青島幸男なども訪れていたと言われるこの映画タイトルと同名のダイニングバーに友達と行った事があるのですが、肝心な本作は観た事が無かったので観てみました。
ゴーリキーの原作はまったく知らな…
社会は一種の牢獄で貧困者は貧困から抜け出せない。
映画では長屋と大家の持ってる土地以上の外の世界は映されない。この掃き溜めに居座ることしかできない牢屋を表してる。
「どん底」は、マクシム・ゴーリ…