平山周吉『小津安二郎』を読んでからの、10年ぶりかの3度目の鑑賞。小津映画を見ていると、なぜか目が潤む。それは、思いを隠した画作りがあるからだろうか?
この『麦秋』の中での移動カットは、14回あるそ…
これでいわゆる紀子三部作はコンプリート。キャストや役名、舞台設定に重複が多いもんだから、立て続けに観ると若干混乱するのが玉に瑕。
本作は『晩春』『東京物語』に比べてちょっとコメディ要素が強めだった…
そうか、これは紀子三部作というのか。なんか似たような名前の人がよく出てくるなあと思ってた。
三部作に共通するのは、紀子がお嫁に行くこと(あるいはお嫁に行ってもいいと決意すること)で家族が消滅したり…
急ぎ足で古本屋の前を過ぎてお爺さんお婆さんたちに混ざって並ぶのも含め、すべて良かった
カメラのレンズを見つめるあの数秒は白黒なのにすごく暖かく感じた気がする
好きだな。と思うのは、嬉しいも悲し…
いつも通りのフィックスカメラといつも通りのストーリーかと思ったら途中で珍しくカメラが動いて戸惑った。
原節子が縁談に浮つく様子を見せるとこも(今まで見た小津映画の傾向からすると)珍しく思えて、いやめ…