黒澤映画と聞くと「七人の侍」や「用心棒」「椿三十郎」などの派手な立ち回りがある時代活劇を思い浮かべる人が多いと思うが、もうひとつの特徴として、一貫してヒューマニズムを描いてきた監督とも言える。その黒…
>>続きを読む黒澤明の映画を観る際には、僕はいつでもその明瞭なモニュメント(像)とモーメント(瞬間)の描き方を面白く思っており、この『赤ひげ』については、ほとんどモニュメント(像)だけで成立させた作品のように感じ…
>>続きを読む黒澤映画の中から一本お気に入りを選ぶのは無理難題だけど、今作はそれと言ってもいいかもしれない。
すごくシンプルな設定とストーリーの中で、色々なエピソードや人物を通して様々な感情を体験できた。泣きそう…
『無知と貧困さえなければ…』
黒澤明と三船敏郎のタッグでは、血みどろの男臭い映画の印象が強いが、赤ひげは現代にも通じるほどの人情ドラマで好みだった。
社会的弱者に暖かく、自身の物差しで人を判断せず…
2025年155本目
貧困と無知さえなんとかできれば…
黒澤明と三船敏郎が最後にタッグを組んだ人情ドラマの名作
江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と…
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