京の大店の奉公人・茂兵衛は、金を工面しようとして大旦那の逆鱗に触れる。時を同じくして家を飛び出した奥方・おさんと共に逃げるが、不義密通と誤解されてしまう。
船堀名画座にて鑑賞。かなり見ごたえのある…
江戸の浄瑠璃を昭和で映画に、そしてそれを令和の今になって鑑賞する自分がいる・・・文化とはこういうことかぁ
改めて思いました
大店の若妻と店の職人・・・あらぬ疑いの果ての逃避行、その顛末やいかに?
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不義密通が重罪とされた時代(今もある意味そうか)に、男女がすべてを捨てて愛に生きそして死ぬまでの物語。上品な語り口だけど容赦無い。当時の時代背景や人のいやらしさ身勝手さ誤解によって二人が追い詰められ…
>>続きを読むNHK BS4Kでやっていた日本の古い映画を何作か連続で見ている。
この近松物語も溝口健二監督で、他の作品とも共通するが、女性の情念やたくましさがモノクロームの映像と相まって独特の世界観を生み出し…
雨月物語もそうだが、溝口作品はうまく説明できない謎の魅力を持っている。基本的にミドルレンジ長回しの繰り返しであり、フェイスアップなどはほとんどないのだが何故か異様に見やすい。なんなら普通はカットで割…
>>続きを読む京都の大経師、以春(進藤英太郎)は、大儲けしており、後妻のおさん(香川京子)をもらいながらも、女中のお玉(南田洋子)にも手を出しているケチで傲慢な男です。
お玉は、店で腕利きの茂平衛(長谷川一夫)に…
溝口健二監督の映画は初めて。
時は江戸時代。 京都で朝廷御用達の、大経師が翌年の新暦の専売権を独占し大儲けをしていた。
大経師以春(進藤英太郎)には、若い後妻おさん(香川京子)がいるが女中にも手を…