やっぱりこの監督の作品好きになれねえ。だから魅力的だ。
リレー方式の不幸はどこまでも地続きで、バトンを渡すのを、回ってくるのを待っている。ファニーゲームが文字通りファニーゲームと化してしまうほど、…
パリの街角の一件から、複数の人生が断片的に連鎖していくハネケの転換点。
長回しと説明を排した編集が、他者のコードを理解できないまま共存する社会の痛みを浮かび上がらせる。
観客を不安定な立場に置くこと…
長回しで攻められるのがクセになる。
誰も彼もがすれ違ってるが、ろう者の子どもたちだけは、相手の意図をがんばって汲もうとする。そして、みんなに共通するのは、ドラムのリズムだ!とハネケからこんなプリミテ…
2000年のフランス映画。映画の中心人物はフランス人の女優と戦場カメラマンの恋人。冒頭で女優の恋人の弟が物乞いをしている外国人女性に紙屑を投げつけて、それを見た黒人の青年に注意されて、警官が仲裁する…
>>続きを読む多文化・多様性、全ての人を受け入れるという言葉はどれほどまでに許容できるか。電車の中で移民の青年に軟派されしつこく絡まれる。
コミュニケーション、人と分かり合えることは酷く難しいという冷たさ。文脈…
08.13.2021
03.17.2022
11.08.2023
09.08.2024
言葉は通じているはずなのに、わかり合っているはずなのに、繋がっているはずなのに...。結局真実はぶつ切りのま…
このレビューはネタバレを含みます
2人以上の人間がするコミュニケーションには他者には理解できない掟ができる。
(今作では1人の人間がする行動が理解されないというところも含めてな気がしますが)
そんなことが映像として表現されている気…
ミヒャエル・ハネケ監督作品9作目…。
健常者以上に動きに対して洞察力があると思われる聾唖の子供たち…ジェスチャーゲームでなかなか伝わらず涙ぐむ少女…
時間に追われ恋人の弟ジャンに耳を傾けられない…
ミヒャエル・ハネケ監督作。
パリを舞台に、出自もばらばらな人々の日常を見つめた群像ドラマ。
ハネケ11本目のレビューは長編劇映画第5作『コード:アンノウン』。
映画を撮影中の女優:アンヌ、彼女の…