この作品もアカデミー賞ノミネート。Mr.アカデミーとは、中村登のことか!?成島東一郎、武満徹コンビ。随所に見せるショットは、物語より迫力がある。ナレーションが入ったりして物語の作りが粗い気もするが、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
川端康成の視点が興味深い。年を重ねた落ち着き払い、哀愁深く、至る所に作家川端康成の視座を感じた。しっとりとしている。
雪の描写、冒頭の離れ離れの菫の描写、祇園祭、時代祭、西陣の機織りの職人等、京都…
この映画に武満徹の音楽は不釣り合いだった。何か原作にない怪しいことが起こるのかと気が気でなかった。60年ほど前の京都の町中にはビルもなく瓦屋根がぎっしりと並んでおり、その後の改築で現在街並みの美しさ…
>>続きを読む#36
#35は「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
川端康成いいねー、やっぱ。
こういう純日本的な小説、映画大好き。岩下志麻って、なんか勝手に怖そうな人ってイメージがあったけど、とっても可愛…
親に選ばれなかった千恵子が選ばれた苗子に出会う御旅所での緊迫が、けもの同士の不意の出会いのように迷い怪しみ、逃げてしまおうか、何と口を聞こうかどう受け応えようか、やがて言葉少なのうちに互いの境涯が…
>>続きを読む素晴らしかった。川端康成が描く人の妖しさ、美しさ、悲哀、心の艶やかなさま、山、水、古都の風情、伝統、それら全てが調和し、もののあはれとして見事に映像で表現されていた。心の奥底に眠る霊性にそっと触れ囁…
>>続きを読むおしゃれな着物、美しい京都、お綺麗な岩下志麻、と目が喜ぶ映画だった。
川端康成の小説を読んでいたので最初から理解できたが、読んでいなければ前半の方は少々ツライ…。まぁ画面が綺麗なので目は退屈しない…
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