泥の河の作品情報・感想・評価・動画配信

『泥の河』に投稿された感想・評価

neroli
4.5

1981年に公開された小栗康平監督のデビュー作。
原作は、宮本輝氏、太宰治賞受賞✨
 
大阪の中之島を下って流れる安治川の河口の近くの橋のたもとにある、しがない食堂の子「信雄」とその対岸に停泊してい…

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子供たちの夏の物語である。河岸のうどん屋の息子、信雄は舟に住んでいる少年きっちゃんと友だちになる。戦争から10年たった大阪が舞台だ。

信雄は何度か死に接近する。知り合いの男たちが、あっけなく死んで…

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4.0

「午前十時の映画祭」にて。

舞台は昭和31年の大阪。
こてこての大阪弁が心地よい。

時には強烈だけど、いろんな経験をしつつ、三人の子どもが成長していく様がとても良い。演技も素晴らしい。

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「午前10時の映画祭8」グループAの15本目。今の所、コンプリートです。映画サークルの仲間も推薦の作品ですが、なんだか重そうやなーと遠ざけていた映画。劇中、二回ほど涙がこぼれて、観て良かったと言える…

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大阪出身の身だが、恥ずかしながら初鑑賞。宮本輝の本も読んだことないし、別に読もうと思わない(笑)
しかし小栗康平監督作品を観ていなかったことは本当に恥ずかしく思ったし、今更だが新作含め全作観たくなっ…

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泥の河が象徴する、「あちら」と「こちら」に横たわる絶対的な淵が、ふたりを引き裂く。安易なヒューマニズムの提示でそれを乗り越え可能なものとして映さず、その乗り越えられなさをこそ示す厳しさに、誠実さを見…

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小栗康平やばいな。

ドブ川沿いに住む子供とドブ川の中に住む子供。ドブ川や板を挟んだ向こう側。そしてドブから湧き出る泡。
軽率
4.2

見てよかったなぁ。無邪気に仲良くなる姿、子どもながらに感じる異質さ。ながらにというか、だからこそというか。「普通の子ども」であるのぶちゃんを通して輪郭がわかる大人たちの暮らし、生きることや死ぬこと。…

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mor
4.1
このレビューはネタバレを含みます
戦後11年経った大阪。
戦争から帰ってからどこかにわだかまりを持った男、訳あり家族、少年少女の物語 主人公は宮本輝自身がモデルのようです
ずっと臭そう。最早戦後ではないの新聞記事と生活のギャップ。銀子ちゃんのやけに"大人の女"っぽい姿は予後が悪くつらい。

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