扉の開閉がやたら多い作品なんだけど、上野駅で山田五十鈴が開けた車窓を中村伸郎が閉めるところで「あぁ、終わりか」と思った。その時の明治大学の校歌がクセになる。あと、笑顔が最高な原節子の無表情が最高に残…
>>続きを読む初めての小津安二郎作品がこれで良かったの
かわからないがこれで良かった気がする。
杉山は坂を下り日々を続けていく。
娘2人が去っていったとて坂を下る姿が切ない。
お父さんちゃんと愛してたよ。
日…
今期の最終講義を全て切って、滑り込みで観に来た。その甲斐あり。
時計の秒針の音や、道の喧騒
間で全てを語る、原節子は流石に上手いし、笠智衆も凄い(演技下手と言われてるけど)
プロットが完璧に構成され…
煙草を持つうつろげな有馬稲子が描かれたリマスター版のメインビジュアルがあまりにもカッコよすぎて、絶対に観たいと予々思っていた作品。神保町シアターのフィルム上映で鑑賞できた。
最初から一度も笑顔を見…
女性の心の乱れを描いた救いようがない作品。ただただ暗い作品であるが、切れない親子の関係、片親、クズ男といった要素が、必要不可欠なものとして、効果的にはたらいている。構成としては完璧。ただ暗い。心を開…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
妻、母親という存在に去られた家族の話。終始薄暗い空気と展開で、大人たち各々の事情と葛藤が描かれる。
無責任や当事者意識が低い状態の方が何かを可愛がる事ができる、という皮肉な観念にも思えた。だからこそ…
このレビューはネタバレを含みます
再見
小津監督にしては珍しくとても暗い話。
確かに舞台をフランスに移せば立派なフランス映画になりそう。
日本に限らずどの国にもありそうな家族の話
長女、夫と上手くいかず子供を連れて実家に戻る
昔、…
松竹株式会社