【秘め事】
小津さんの映画は『東京物語』にしろ『晩春』にしろ「いい話だなー」「映像渋いなー」くらいしか感銘受けなかったので、どうもベーシック過ぎる作風が退屈にも思えるから不思議である。
貧乏臭い…
小津作品にしてはダーク。物悲しく救いのない物語に流れる、やけに明るい曲調のBGMが、空しさを大きくさせる。杉村春子がしっかり杉村春子で居てくれることだけが救い。(「ちょいと」が日本一似合う女優。)
…
暗夜行路のような重く暗い人生の陰と
“家族”の崩壊…
徹底的に救いない悲劇の傍で
周囲の無関心/残酷な無責任さは大げさなまでに軽薄に描かれ、マスク姿の原節子や喫茶店での刑事のとにかく不気味な演出の…
記録
記念すべき400Mark!は巨匠小津安二郎の『東京暮色』、噂に違わぬホラー映画だった。あまりにもグロすぎて軽く体調を悪くしてしまった。
家族という神話の崩壊。
度々写される扉や窓を閉じるシ…
ずっと薄暗い、まさに暮色な感じの雰囲気。
表情(特に目元)と声色で全ての感情が表されているようだった。だから、作品中の不穏な空気や張り詰めた緊張感は誰かしら(主に明子)の顔から滲み出ていた。
あ…
音楽が穏やかで、話し言葉が丁寧だから、やさしい物語かと錯覚しますが、題材は【離婚、博打、駆け落ち、人工中絶、暴力、自死】など、家庭崩壊系のハードなストーリーです。
しかし、淡々と美しく撮ってるので、…
松竹株式会社