東京暮色に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 3ページ目

「東京暮色」に投稿された感想・評価

otomisan

otomisanの感想・評価

4.3

 抑留10年を経て戻った東京はさぞ眩しげだったろう。ロシア人が喜久子をこうも長期にわたって拘束したのが何故かはこの物語の筋には関係ないけれど、当時の人なら在露十年ながらおよそ衰えを見せない山田五十鈴…

>>続きを読む
どど丼

どど丼の感想・評価

4.4

脚本・構成・演出の素晴らしさは語り尽くされていると思うが、現代的な視点でも女性性の消費が不条理な悲劇として捉えられる展開、今観る価値は絶大。小津監督が女性性のあり方をどう据え置いたかは意見があると思…

>>続きを読む
Kinako

Kinakoの感想・評価

4.1

英題は「東京トワイライト」。暮色とは、夕暮れ時の薄暗さを表す言葉です。果たして本作ではどういう意味を持つのか…。

物語は、定年を過ぎた銀行員の杉山という男性が飲み屋を訪れる所から始まります。彼…

>>続きを読む
a

aの感想・評価

4.3
日常を淡々と描く小津映画だからこそ、鬱々とした展開がズシンと心に残る。

◼︎実質5点満点

◼︎『東京物語』がベストとされることに異論は無いけど、それが表の一位だとしたら本作は間違いなくアザーサイドオブYASUZIRO OZUとしてトップに位置する作品だろう(昨今では評…

>>続きを読む
chinatsu

chinatsuの感想・評価

4.2
美しく、悲しく、儚い。「はじめからやり直したい」を叶えていてほしい。
小津作品で一番好きかも。
元々小津映画は穏和な雰囲気とは裏腹に、人間について厳しい目線を向けた作品が多いが
本作はハッキリと悲劇。
まあ、なんと申しましょうか~英語で言うところの、ビターでヘルプレスな展開でございました~
竹中直人が自作「無能の人」で深夜喫茶を、まんま流用してたw
AmgN

AmgNの感想・評価

4.9

異色作らしいけどそもそも小津安二郎ってベース重いよね。
『東京物語』も決して優しい(明るい)話じゃないと思うし『晩春』とか『風の中の牝鶏』とか鑑賞済みの小津作品は大体暗いよなとか思いつつ。
今作台詞…

>>続きを読む
Jim2222

Jim2222の感想・評価

4.1
影と背中のショットが強烈な映画
小津の映画は基本穏やかで一歩引いてるものが多いけどこの映画はかなり踏み込んでる
そして有馬稲子は今風の美人だな
このポスターかなり好き

あなたにおすすめの記事