抑留10年を経て戻った東京はさぞ眩しげだったろう。ロシア人が喜久子をこうも長期にわたって拘束したのが何故かはこの物語の筋には関係ないけれど、当時の人なら在露十年ながらおよそ衰えを見せない山田五十鈴…
>>続きを読む脚本・構成・演出の素晴らしさは語り尽くされていると思うが、現代的な視点でも女性性の消費が不条理な悲劇として捉えられる展開、今観る価値は絶大。小津監督が女性性のあり方をどう据え置いたかは意見があると思…
>>続きを読む 英題は「東京トワイライト」。暮色とは、夕暮れ時の薄暗さを表す言葉です。果たして本作ではどういう意味を持つのか…。
物語は、定年を過ぎた銀行員の杉山という男性が飲み屋を訪れる所から始まります。彼…
◼︎実質5点満点
◼︎『東京物語』がベストとされることに異論は無いけど、それが表の一位だとしたら本作は間違いなくアザーサイドオブYASUZIRO OZUとしてトップに位置する作品だろう(昨今では評…
異色作らしいけどそもそも小津安二郎ってベース重いよね。
『東京物語』も決して優しい(明るい)話じゃないと思うし『晩春』とか『風の中の牝鶏』とか鑑賞済みの小津作品は大体暗いよなとか思いつつ。
今作台詞…
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