女侠客の生き様を描いた任侠ドラマ。
緋牡丹博徒シリーズ第7弾。
加藤泰が監督と脚本を務め、藤純子が主演、鶴田浩二、待田京介、河津清三郎、石山健二郎、内田朝雄、小松方正、若山富三郎、嵐寛寿郎らが共…
《署長さん》
〝本当ならこれ位になっている田圃の稲が枯れ始めたのはアレだよ。署長さん。あの色のついた製錬所の水だ。それから夜も昼も吐き出されるあの煙だよ。これじゃあ百姓は生きていかれねぇんですよ〟
…
シリーズ第7作。公害を扱った社会派色の出ている作品。明らかに足尾銅山の田中正造を意識したエピソードがあったり、悪玉の帝国軍人がいたり、鶴田浩二が見せ場なくあっさり死んだりと、変化球があれこれ投げられ…
>>続きを読む64年「喧嘩辰」ではキャピキャピした可愛らしい演技をしていた藤純子が、圧倒的なエレガンス、大人の女性の色気、渡世を渡り歩く任侠のカッコよさを持ってお竜を演じた緋牡丹博徒シリーズ第7弾。
軍用工場に…
【ラストシーンのお竜の表情だけで観る価値あり!】
正義:結城菊太郎(鶴田浩二)、妻に先立たれ10歳の男の子を育てる正義のヤクザ!鉱毒で稲が育たず困窮する農民たちのために立ち上がる!
悪:鉱毒を垂…
シリーズ物の映画は基本1作目が1番面白い。ジャンル映画ともなれば、シリーズを追う毎にお約束も多くなり、ビックリする様な作品は生まれ辛い。それは演出面においても言える事だ。増してや、話の骨格を作る脚本…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
『緋牡丹博徒』シリーズ第7作。上州・高崎観音の勧進賭博と、軍の工場による公害問題をめぐって蠢く組長・軍人・工場長それぞれの黒い思惑に、お竜のドスが炸裂!情と悲哀、怨みと怒りがスクリーンに溢れる!
緋…
軍需工場の廃液問題に、ヤクザが絡む
初七日の法要中、寺での殺し合いが凄絶だった
お竜ファンの安二郎が、結城の親分殺し、所長殺し、結城の三代目の正体をバラすという重要人物だった
そして、熊虎の親分は絶…