このレビューはネタバレを含みます
<愛を見失い狂気に走った男の業を描く>
殺人の過去を持つひさ乃(清川虹子)の一言が家族ドラマの本質を浮かび上がらせる。
「わしは(被害者を)本当に憎くて殺したが、あんたは殺したい人間を殺してねえの…
彼は確かに人殺しである。しかし、分かるのだ。
彼が行動した時、呆気にとられるのではない。ああ、と重苦しい哀しい気持ちになる。映画監督今村昌平の取材、凄まじい人間観察のなせる業だ。なぜ彼がそうなっ…
西口彰事件を元にした、シリアルキラー巌の逃走劇。
狂気だけでなく渋さも兼ね備えた巌から目が離せなかった。緒形拳だからかっこよく見えてしまうマジック。
巌の父役は三國連太郎。尊敬に値しない父なのにこち…
なかなかいかれてますね、昭和のパワーを感じます。面白かったんですが方言がきつく、出来れば字幕入りでみたかった。
ヒト殺しイワオの逃走劇ですが、彼の家族の話も同時進行で、より深みがありました。
イ…
殺人鬼の生涯を描いた作品だが、緒形拳の迫力に三國連太郎の威厳、倍賞美津子の胸に小川真由美の不幸っぷりと、とんでもないものを観てしまった。
人間の獣性を隠し抜いた理性的な父親と、人間の獣性を露わにした…
緒形拳、三國連太郎の若き日の熱演に加え、倍賞美津子と小川真由美の妖艶さで毒々しい映画に仕上がっていた。兎に角、いい意味で下衆な映画。今村昌平監督作品を観ていると日本でも近年の韓国映画みたいな映画が撮…
>>続きを読む「どかぁんと冷えとるじゃろうねえ留置場は」
ちょっと方言が分かり辛く聞き取り辛く、内容をちゃんと理解できてない。
ネトフリは邦画にも字幕付けれるのにこの作品にかぎって何故ないのか。
小便で帰…
殺人鬼版の「キャッチミーイフユーキャン」。
ともかく緒形拳の獣っぷりが常軌を逸してる。
最初博多弁?のくせと、行ったり来たりの構成に少し戸惑うが、途中から緒形拳の画力にグイグイ引き込まれる。
殺人の…
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