このレビューはネタバレを含みます
《アレクサンドル・ソクーロフ監督特集》⑤
"真の強さは理性"
内戦が続くチェチェン共和国を舞台に、ロシア軍駐屯地に勤務する孫のデニスを訪ねてやってきた老女アレクサンドラの数日間。
幾つになって…
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【鑑賞メモ】
「武器や暴力は、真の力を持たない」
熱い砂埃に覆われたような質感のフィルムで、描かれる駐屯地の様子。
主人公はずっと「暑い」とか「手を引っ張らないで」とか不機嫌そうで、周りも忙しな…
ソクローフ監督作の中ではだいぶシンプル。というか普通の映画らしくある。些細な交流の温かさ。謎すぎる戦地の駐屯地見学。列車を降りたり戦車に乗るのに、えっちらおっちら。差し入れピロシキ配ったり、買い出し…
>>続きを読む精神の声、を一歩進めたドラマ版みたいな感じ。
叶うものなら、私も戦地に行って息子に会いたかった、そんな遺族の声が、背景にあるのかと思う。
こんどはチェチェン。
バアさんin駐屯地、のとんでもな…
ババアが孫を訪ねて駐屯地に訪れただ放浪するだけの映画ではあるが夢現のような画面の中で兵器という圧倒的現実感の塊をババアが握るシーンや放浪するババアを見つめる兵士達の眼差しやババアと兵士達の問答や女同…
>>続きを読む画面がとても美しく息遣いをしている。
しかしどうしても祖母のキャラクターというのか人間描写が好きになれずに入り込めない。話す時のセリフは、心に響く言葉だった。
座るというのにはなんの意味があったのだ…
戦車の群れの中を歩くおばあちゃんという画だけで、反戦映画として成功しているといえるような作品。第二次チェチェン紛争中、ロシアから職業軍人の孫デニスのいるチェチェンのロシア駐屯地に旅をするアレクサンド…
>>続きを読むプライベート・ライアン的な戦地で人を探す話と思い込んでいたが、すぐに会えるし駐屯地から出て現地の市場に出かけたり地元の人と触れ合ったりできる。ボソボソ喋っている内容はあまり字幕に翻訳されず何を言って…
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